道路改築工事(有明志布志道路24-16工区)
工事名:道路改築工事(有明志布志道路24-16工区)
工事場所:志布志福山線 志布志市志布志町安楽地内
発注者:鹿児島県 大隅地域振興局 建設部
工事期間:自 平成25年03月11日 至 平成27年03月25日
この工事は、都城志布志道路の鹿児島県側の志布志市安楽地区において発注された工事で1年間を超える工事となりました。
都城志布志道路は、九州縦貫自動車道(宮崎線)の都城インターチェンジと中核国際港湾である「志布志港」とを結ぶ、延長40kmの路線であり、平成6年12月に地域高規格道路(通行料は無料)の計画路線に指定された道路で、うち21kmを鹿児島県が事業主体となって施行しています。
工事の内容は、道路の基礎となる盛土(土を山にする)と土留擁壁(土を止める壁)を施工する工事です。
盛土をするには現地盤(敷地)が道路全体の重さを支えなければならなく、支えられない場合は地盤改良を行う。今回も地盤改良を行いました。
地盤改良の種類・・・ 深層混合処理工法 (CI-CMC工法)
この工法は、株式会社不動テトラの新技術工法でエアを用いてスラリーを霧状に噴出する「エジェクター吐出」機構の開発により、大径かつ高品質な改良体を造成する深層混合処理工法です。
土留擁壁は補強土壁工法(テールアルメ工法)で鋼材の板で垂直に立てたコンクリートパネルを引っ張り補強する工法で高さの高い盛土で用地幅を最小限に抑えられる工法です。
又、盛土に使用する土で、現場で発生する土には軟弱なものがありこれを使用する為に土と石灰を混ぜる土砂混合処理を行い使用しました。
工事に伴い多くのダンプトラックが運行することで、地元住民へ負担をかけたり、道路を傷め振動等を発生させることがある為、ダンプトラックの積載量を厳重に管理し安全運転に従事した。
管理方法として、土砂積込後ダンプトラックの重量を計測し、重量オーバー車両は荷卸しをしました。このような対策を行い過積載の撲滅を図りました。
トラックスケールによる測定
20万㎏(20t)を超えないようにしました。
この事業では、年間で25~30社の企業が工事を行っていることから災害防止協議会という組織を作り、地域施設の清掃や安全祈願祭など工事全体の安全や地域住民への配慮を行うべく活動を行っています。
弊社では、毎年大崎町内の中学校から職場体験として生徒を3日間預かっている為、この現場でも職場体験をしてもらいました。