農村地域防災減災(シラス)西中沖地区
この工事は、近年の温暖化の影響による降雨量の増大で排水路が断面不足となり、下流流域にある農地は頻繁に灌水し農作物に影響が発生している事を解消すべく、既存排水路のバイパス水路を新たに施工する工事です。
排水路計画は、1号排水路 全長850mのうち平成28年度工事で468m、平成29年度工事で53m、合計521mを5工区で片側交互通行と迂回路による交通規制で施工をしました。
矢板圧入工法(矢板長8.5m)で土留矢板を設置し、ボックスカルバートの横引き工法にて施工を行いました。又、矢板を引き抜くことで建物の沈下が懸念されたので、道路の支障となる上部を切断し下部は存置し、コンクリートでボックスカルバートと矢板の隙間を埋め戻しました。
工事箇所は電力線・通信線等の架空線が多く架空線の移動・保護管の設置・ボックスカルバートの製品長の変更を行い施工を可能としオープン掘削で町道を横断しました。
全線において、基礎の支持地盤が軟弱なため、平板載荷試験・SW試験の結果をもとに地盤改良を行いました。地盤改良の工法はマットレス工法(スタビランカ)を採用しました。
工期: 自 平成29年1月16日 ~ 至 平成30年5月29日